甘利大臣の件

巷で話題になってる甘利特務大臣だが、個人的にはあまり興味のわかない話だが、
自分の理解のために記載する。

○甘利大臣の経歴
経済財政政策の特命担当大臣、TPP担当国務大臣に任命されている。
現政権だけでなく、一次安倍内閣、麻生内閣時代も大臣経験があり権力的にも実力的にもある人物だろうと推測する。
ただ、国民年金保険料未納が発覚したり、スタッフ（アルバイト）に対して労働保険未加入だったりといろいろ脇の甘い人の様子。
詳しくはWikipediaを参照

○登場人物（団体含む）
告発側
・一色武…甘利大臣に寄附した人　で告発した薩摩興業の総務担当者（この人が告発）
平成25 年度甘山会政治資金収支報告書 （その7,19ページ）
平成26 年度甘山会政治資金収支報告書 （その7, 21ページ）
・薩摩興業…今回の告発した企業　千葉県白井市清戸272 寺庄 博好(代表者氏名)
平成25 年度自由民主党神奈川県第一三選挙区支部 （67,68ページ）
平成26 年度自由民主党神奈川県第一三選挙区支部 （66,67ページ）
・UR…独立行政法人「都市再生機構」
・地主(名前は不明)…薩摩興業が土地を借りていた人物。
甘利大臣側
・清島健一（39才）…公設秘書で大和事務所所長。
・鈴木陵充（りょうすけ）…政策秘書
・宮下忠士…ベテラン政策秘書。
その他
・大日本青嵐同志社…薩摩興業が寄附を行っている政治団体（その7,5ページ） わかりにくかったらこっち

○事件発覚までの流れ
以下詳しいサイトがあったので少し引用・若干加筆修正をしている。
ソースは週刊文春の様子。


■？～2013年までの間
白井市にある薩摩興業と隣接する道路建設工事を行う
URとの間でトラブルになっていた。
・理由①…薩摩興業が地主から借りていた道路建設予定地の一部を地主が勝手にＵＲに売却した。
・理由②…URの工事の影響で地中から硫化水素が発生したり工事の振動でＳ社の建物が変形した。
薩摩興業はＵＲと補償に関する交渉をするが難航。

■2013年5月9日
薩摩興業総務担当の一色武さんは、数ヶ月前に知人の紹介で知り合った甘利明大臣秘書の清島健一に力を貸してもらえるよう相談。
清島健一はURに内容証明を送付し事実関係を明確にし薩摩興業とURの交渉は進展。

■2013年6月14日
ベテラン秘書の宮下忠士がUR本社を訪れて交渉、そのとき対応した担当者の名刺コピーと経過を一色武さんに報告。

■2013年8月
一色武さんが清島健一に相談してから約3ヶ月後、UR から補償金として薩摩興業におよそ2億2000万円が支払われました。

■2013年8月20日
一色武さんは大和事務所を訪ね、清島健一にお礼として500万円を持参・渡します。
現金と共に渡された領収書には自民党神奈川県第13選挙区支部400万円と100万円
の二枚に分かれて宛名は薩摩興業だった。

■2013年8月20日後日
清島健一が一色武さんに領収書に記載内容を替えるよう要請します。
記載内容を替えた後、300万円の不明金が浮上。

■2013年11月14日
清島健一が一色武さんを連れて甘利明大臣に議員会館で面会。
一色武さんは甘利明大臣に紙袋に入れた"とらやの羊羹"と「現金50万円の入った封筒」を入れお礼として渡す。

甘利明大臣はそれを受け取り、50万円の入った封筒をスーツの内ポケットに入れたと報じた。このときに撮ったとされる記念写真が公開される。


 ■薩摩興業とURとの間に新たなトラブルが発覚
薩摩興業とURとの補償交渉が成立したことで両者の関係が改善したかに見えたにですが、URの道路工事に伴って隣接する建設会社Ｓの敷地コンクリートに亀裂が入り一色武さんがURに抗議！
問題が再燃したことで、また甘利事務所を頼ることに。

■2014年2月1日
大和事務所の応接室で一色武さんは甘利明大臣と面会し詳しい資料を渡す。
説明や質問などが終わったあとで一色武さんは甘利大臣 に50万円入りの封筒を渡していますが、この現金は事前に紙幣番号などがコピーされていたようです。

 ■2014年7月17日
相談から約５ヶ月が過ぎても事態が進展しなかったことから政策秘書の鈴木陵充をメンバーに加えた。

■2014年9月25日
鈴木陵充の提案で環境省の役人を議員会館に呼び、解決するよう迫った。

■2014年11月20日
一色武さんは衆院選が迫った頃、清島健一から金銭提供を求められ、 一色武さん名義の50万円と薩摩興業名義の50万円の合わせて100万円を寄付。

この件で収支報告書に記載報告された内容は、薩摩興業名義の50万円だけで、一色武さん名義の50万円は政治団体ではない「甘利明事務所」という手書きの領収書が発行されていた。

■2015年～
2015年に入ってから清島健一・鈴木陵充からの要求はエスカレート！口利きの見返りとして国交省の局長や役人への口利き費用として商品券35万円を要求。
その他高級車レクサスの要求や高級飲食店や高級パブなど一色武さんは160万円もの支出をしています。

引用終わり
これを見る限りでは秘書が暴走しているか甘利氏の指示かは判断がつかない。
流れとしても一色氏が無茶を行っているようにも見えない。

じゃあの氏曰く
「甘利大臣の疑惑に関しては、政治結社大日本青嵐同志社かかわる、
薩摩興業の一色武が、独立行政法人都市再生機構（UR）が行っている道路建設の補償を
巡り、計画的に録音、写真撮影、紙幣及び紙幣番号のコピーも用意し、甘利事務所に口利を依頼したのち、一色武の証言が正しければ、その口利きが思うようにいかず、結果週刊文春に告発した」 


うん。やっぱりあんまり興味ないな。
民主党「大臣から納得いく説明がない限り、国会審議に応じられない」
こっちのほうが問題。